集塵機に接続して使う換気作業台を製作しました。

皆さまこんにちは。有限会社日昭設備工業の窪田です。

ご覧いただきありがとうございます。

今回は弊社にご依頼頂いた換気作業台をご紹介させていただきます。

『換気作業台』と言われても皆さんよくわからないですよね

そこで写真をご覧ください。

下方吸引式:一人作業用

今回は一人作業用の換気作業台です。

この写真ではよくわからないかもしれませんが、テーブルの台の面がSUS製のパンチング鋼板になっています。
サンダーや他の工具で研磨・切削などの作業を行うと研磨紛・切削くず・切子などが必ず出てきますがこの作業台の上で作業を行えば、 飛び散る切削くず等は側面2枚の飛散壁と天板にあたりその外へ飛散しません。                        * 手前の飛散が気になる場合はカーテンを引いてもいいですし、暗ければ天板に照明を設置します。

 

作業台正面:中央に見える手元用フード

2枚目の写真は少し近づいた正面です。            パンチングの台面が見えると思います。

正面中央に写っているのは 何だか皆さんお分かりになりますか?

これは作業をする方が作業をする手元から飛散する粉塵等をなるべく手元で捕捉するための手元用フードです。 丸く空いた先は集塵機へ接続します。集塵用ホースで接続しているので手元まで引き寄せられます。

 

捕集箱背面:集塵機に接続する排気接続口

パンチング台面下は落ちた粉塵を回収する捕集箱がありますが、その背面には集塵機に接続するための接続口があります。作業台を使用する場合は集塵機を運転状態にしますが、そうするとパンチングの台面は集塵機の風が常時作業台上の粉塵等を吸い込もうとします。

作業台のパンチング台面から下へ引き込もうとする風は集塵機の能力次第ですが調整すれば作業者の方には不快にならないでしょう。

 

 

 

 

下部の捕集箱:開いた状態

作業台下の捕集箱の状態をお見せします。

 

細かい粉塵等は集塵機に吸い込まれて行きます。比較的大きなものは落下してこの捕集箱で回収することになります。

この捕集箱は手前の閉止板を上げ前にスライドさせます。箱ごと引き抜けるので便利です。

 

なんとなくお分かりいただけましたか?     説明が分かりにくかったかもしれません。ご容赦ください。

換気作業台のサイズは自由に決められますのでご興味がある方はご連絡をしていただければお話をお伺いいたします。

次回は集塵装置をご紹介させていただこうと考えてます。次回もお楽しみに!

 

 

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第26回空調設備雑学講座

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空調設備の裏側

 

🧰1. 秋冬は“入替シーズン”

11月は、業界的に「空調更新」のピーク。
夏場に酷使したエアコンを入れ替え、
冬前に新品を稼働させる案件が集中します🚚。

住宅・店舗・ビル・工場……
設置現場の種類によっても、作業の難易度が大きく変わります。


🧗‍♂️2. 屋外作業の過酷さ

朝は10℃以下、風が吹けば体感5℃🥶。
でも、室外機の据付や配管作業は外での仕事が基本。

現場では防寒着の中に“インナー電熱ベスト”が常識に。
職人の必需品は👇
・防寒グローブ
・ヘッドライト
・ポータブルヒーター
・カフェインよりも「気合」☕🔥


🧩3. 配管の精度とチームワーク

空調工事は“見えない部分”こそ勝負。
銅管の曲げ角度、ろう付け温度、断熱材の巻き方──
ひとつ間違えるだけで効率が数%落ちます。

だからこそ、チームでの声掛けが重要🎙️。
「ろう温上がった!」「圧力テストOK!」
現場には、まるでオーケストラのような呼吸が流れています。


⚡4. テクノロジーと職人技の融合

近年では、“スマート施工”も進化中💡。
・配管ルートをBIMでシミュレーション
・ドローンで屋上の搬入ルート確認
・ARグラスでリアルタイム施工支援

でも最後は“人の感覚”。
「音」「振動」「風圧」で異常を察知できるのは、
経験10年以上のベテランならでは。


🧑‍🔧5. 現場の誇り

「自分が取り付けたエアコンで、誰かが暖まってる」
「家族が笑顔で冬を迎えられる」

その瞬間を想像することが、職人たちの原動力です。
空気は見えない。でも、誰かの快適を支える“仕事の証”は確かに残ります💨✨。


💬まとめ

11月の空調現場は、寒さと熱気が同居する季節。
職人たちの技と情熱で、今日も街の空気が循環しています🌆。
“空気をつくる仕事”──それは、冬を快適にする最高の技術職です❄️🔥。

 

 

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第25回空調設備雑学講座

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省エネ運転×快適空調

 

🌡️1. 適温の見直しが最大の省エネ

暖房の設定温度を1℃下げるだけで約10%の省エネ効果
理想は20℃前後。
厚着+サーキュレーターを併用すれば十分暖かいです🧣。

また、天井付近に溜まる暖気を循環ファンで床に戻すだけで、
体感温度が2〜3℃上昇します✨。


🔌2. 自動運転と風向きを活用

「自動運転=電気代が高い」と誤解されがちですが、
実は温度安定が早く、ムダなON/OFFを減らせるため省エネなんです!

【風向きの基本】
・暖房時:下向き
・冷房時:水平〜上向き
・除湿:水平送風で湿気を逃がす


⚙️3. 室外機の効率アップ術

室外機の吸気スペースが狭いと、
暖房効率が20%近く落ちることも💦。

✅ 落ち葉やゴミの除去
✅ 日陰・風通しの確保
✅ 壁との距離30cm以上
✅ 霜取り時の排水経路確認

たったこれだけで、冬の電気代が変わります📉。


🧾4. 企業・店舗の空調省エネ事例

🍽️ 飲食店:営業終了後に自動OFF設定を導入→月2万円削減
🏢 オフィス:午後3時以降にサーキュレーター運転→快適性UP+電力−15%
🏭 工場:インバーター制御+分散空調→稼働効率20%改善


🌍5. “グリーン空調”という考え方

近年注目されているのが環境負荷の少ない空調運用
・冷媒ガスの管理(フロン漏えい防止)
・エコ洗浄剤の使用
・再生エネルギーとの連携(太陽光+ヒートポンプ)

11月は「CO₂排出削減月間」。
空調も、環境を支える立役者です🌱。


💬まとめ

冬前の空調調整は、エコの第一歩。
“暖かさ=エネルギー効率”を追求する時代へ🌍。
11月からの習慣が、地球にもお財布にもやさしい未来をつくります✨。

 

 

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第24回空調設備雑学講座

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“健康”を左右する

 

秋が深まり、暖房が恋しくなる11月。
でも実は、“空気の汚れ”が一気に増える季節でもあります💨。

今回は、空調設備業のプロが教える
「空気の質で差がつく冬支度メンテナンス法」を紹介します🌿✨


🌬️1. 室内の空気、実は思ったより汚れてる!?

寒くなり窓を閉める時間が増えると、
ホコリ・ウイルス・二酸化炭素濃度が上昇しがち⚠️。

特に11月〜3月は“換気不足”が健康リスクに直結。

  • 頭痛・倦怠感

  • のどの乾燥

  • アレルギー症状の悪化

これらはCO₂濃度1,000ppm超えが原因のことも。


🧼2. フィルター清掃で空気が変わる!

空調機のフィルターは“空気のマスク”。
汚れを放置すると、ウイルスやカビを再循環させてしまいます😱。

【フィルター清掃の目安】
✅ 家庭用:2週間〜1カ月に1回
✅ 店舗・オフィス:週1回が理想
✅ 工場・厨房:毎日点検+週1交換推奨

フィルターが黒ずんでいたら、それは“空気のSOS”です🆘。


💧3. 加湿と暖房のバランス

乾燥した空気はウイルスの温床。
湿度40〜60%をキープすることで、
風邪予防・肌荒れ防止・静電気対策にも効果抜群✨。

【ポイント】
・加湿器を使う際は空調の風下に設置
・温風の当てすぎはNG(湿度を奪います)
・湿度計で“見える化”を🌡️


🌡️4. 冬前の空調内部クリーニングの重要性

「冷房しか使ってないし大丈夫」──と思っていませんか?
実は、夏に冷房で発生した結露汚れが、
秋にカビとなり、冬に暖房で飛び散るケースが多いんです💦。

11月中の“内部洗浄”は、最も効果的なタイミング!
分解洗浄を行うことで、
臭い・効率低下・健康リスクをすべて一掃できます🧴。


🧠5. CO₂センサー・換気装置の点検

近年、換気の重要性が再認識されています。
オフィス・飲食店・学校では、CO₂濃度計の設置が必須の流れに。

11月は暖房開始前に、

  • 換気扇のフィルター清掃

  • ダクト内部の確認

  • 吸排気バランス測定

を行うことで、“冬でも新鮮な空気”を保てます🍃。


💬まとめ

冬前の空気環境整備は、「見えない健康投資」💰。
空調は“冷暖房機”ではなく、“空気をデザインする装置”です。
この11月、空気の質を整えることで、
健康も仕事のパフォーマンスもグッと上がります🌟。

 

 

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第23回空調設備雑学講座

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“冬支度”

 

今回は、家庭・オフィス・店舗・工場それぞれに共通する、
空調設備の冬支度チェックポイントを、現場目線で丁寧に解説します‍✨


️1. 冬支度のタイミングは“11月上旬”がベスト!

気温が本格的に下がる前に点検することで、
急な寒波や霜でのトラブルを防げます❄️。

特に、以下のような症状が出ていれば要注意⚠️

  • エアコンから変な音がする

  • 暖房の立ち上がりが遅い

  • 室外機の霜付きが早い

  • リモコンを押しても反応が悪い

これらは、フィルター詰まり・冷媒圧力の低下・センサーの劣化などが原因のことも。


2. 点検すべき基本項目チェック✅

① フィルター清掃
→ 目詰まりは効率を30%以上下げます。水洗い+乾燥を確実に。

② ドレンラインの確認
→ 結露水の排出管が詰まっていると、水漏れの原因に。

③ 室外機まわりの掃除
→ 落ち葉やゴミが吸気を妨げていませんか?
特に11月は落ち葉が多く、風通しが悪くなりがちです。

④ 冷媒配管の断熱材チェック
→ 経年劣化で裂けていないか確認。暖房効率に直結します。


3. 暖房立ち上げ運転のコツ

いきなり温度を25℃以上に設定すると、ヒートポンプへの負担が大。
最初は20℃→徐々に上げるのが◎。

また、風向き設定も重要です。
冷気は下に、暖気は上にたまるため、
冬場は下向き送風+サーキュレーター併用が理想的。


4. 室外機の霜取りと凍結対策

気温が5℃以下になると「霜取り運転」が発生。
音が大きくなったり、一時的に冷風が出るのは正常です。

ただし、以下の状態なら要注意⚠️

  • 霜取りが頻発する

  • 室外機のフィンが白く凍る

  • 電源を落としても霜が残る

→ 排水詰まりやサーミスタ異常の可能性があります。


5. メンテナンスで電気代が変わる!

実は、定期清掃+部品点検を行うだけで約15%の省エネ効果があります。
11月の点検は、「冬の電気代節約」の第一歩でもあるんです。


‍6. プロに頼むべきタイミング

  • 異音・異臭がする

  • 暖まるまで5分以上かかる

  • 設置から8年以上経過

こうした症状がある場合、自己判断せず専門業者の点検を。
冬本番に壊れるより、今のうちに直すほうがコスパ抜群です!


まとめ

11月は“空調の衣替え月”。
人がコートを出すように、空調も準備が必要です。
定期点検と小さな手入れが、快適な冬を支えます✨

 

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第22回空調設備雑学講座

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空調方式は快適・省エネ・工期・コスト・保守の“5辺形”のなかで最適点を探す作業です。ここでは代表的な個別(ルーム/パッケージ)・セントラル(AHU+チラー/ボイラ)・VRF(可変冷媒流量)の長短と、建物条件別の決め方を“判断フロー”でまとめます。🧭

 

1|各方式の特徴と向き不向き🧠
• 個別(ルーム/パッケージ)
o 🎯強み:導入コスト低・工期短・独立ゾーンの柔軟運転。小規模テナント/改修に最適。
o ⚠️注意:室外機置場・景観・外気処理の弱さ。台数増で保守点数↑。
• VRF(可変冷媒流量)
o 🎯強み:部分負荷効率・同時加熱冷房・細やかなゾーニング。改修でも配管径細く躯体影響小。
o ⚠️注意:冷媒量・漏えい時の安全設計、長距離配管の制約、メーカー専用部材依存。
• セントラル(AHU+チラー/ボイラ)
o 🎯強み:外気処理・大空間・長寿命・拡張性。熱源集約でBEMS最適化が効く。
o ⚠️注意:初期費用と機械室/配管スペース、バランシングと運転要員の熟練度。

 

2|判断フロー(簡易)🧾
1) 用途/規模:1000㎡未満・テナント分割多→VRF/個別を先に検討。1000㎡超・外気多→セントラル軸。
2) 外気負荷:人密度高/CO₂目標厳しめ→専用外気処理機+再熱が必要→セントラル優位。
3) 改修制約:シャフト不足/天井懐薄→VRF。機械室確保可・寿命20年超狙い→チラー。
4) 運用:24/365稼働・冗長要→N+1や多台数分散設計。夜間/休日偏在→個別/VRFの止めやすさが利点。

 

3|コストと省エネの見方💴⚡️
• CAPEX:機器+ダクト/配管+電源+構造。VRFは配管細い分ダクト費↓だが室内機台数が増えると逆転も。
• OPEX:部分負荷効率・清掃/フィルタ・水処理・更新サイクル。チラーは冷却塔/水処理の固定費が乗るが長寿命。
• KPI:kWh/㎡・ピーク電力・外気処理COP・再熱量・メンテ工数。

 

4|外気処理は別腹🍃
どの方式でも外気処理は設計の要。深冷却→再熱を前提に、全熱交換器+外気処理機(DOAS)を分離配置すると、室内側の制御が安定します。

 

5|冗長化・保守・更新♻️
• N+1(熱源/ポンプ/送風機)と多系統化で止めない。フィルタ/ベルト交換・コイル洗浄の作業性を図面で担保。
• 更新時は段階更新(階ごと/系統ごと)ができるレイアウトが◎。

 

6|NG→是正🙅→🙆
• NG:方式を“相場”で決める。→ 是正:外気・用途・改修制約・運用KPIの4項で比較表。
• NG:外気処理を室内機頼み。→ 是正:DOAS分離+再熱で湿度を握る。

 

7|まとめ🌈
方式選定は“建物×運用”の掛け算。外気/規模/改修/運用の4キーでふるいにかけ、冗長化と保守性で最後に決める。次回は熱源機の選び方へ。🔥

 

 

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第21回空調設備雑学講座

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空気線図が“質”なら、負荷計算は“量”。どれだけの冷房・暖房・加湿・除湿が必要なのか——外皮(日射・熱貫流)、内部(人・照明・機器)、換気、浸入外気を足し合わせ、時刻別にプロットしてピークを見極めます。本回は考え方→式→落とし穴→実務の近道の順で整理します。📐

 

1|負荷の構成🧱
• 外皮負荷:窓・壁・屋根・床から出入りする熱。U値とΔT(外気-室内)で概算。窓は日射熱取得係数(η)が支配的。
• 内部負荷:人(顕熱+潜熱)・照明・機器。稼働スケジュールが命。
• 換気負荷:必要外気量に伴う顕熱/潜熱。夏は潜熱、冬は顕熱が重い。
• 浸入外気:隙間風・扉開閉。気密・風圧差・スタック効果に依存。

 

2|窓と日射の“インパクト”☀️
• 同じ室でも方位で負荷は別物。西日は短時間に高ピーク、南は持続、北は拡散光。
• ブラインド/ルーバの遮蔽係数で実効ηを下げると、機器容量を落とせる。室内側遮蔽より外付けが効く。🕶️

 

3|内部発熱のリアル🧑‍🤝‍🧑💻
• 人の顕熱/潜熱は活動で変わる。会議室は潜熱寄り、オフィスはPCと照明で顕熱寄り。
• 待機電力の積み上げを忘れがち。24h機器(サーバ/冷蔵庫)は夜間のベース負荷を作る。

 

4|換気負荷とCO₂📦
• 必要換気量は人員×外気量/人またはCO₂目標値で設定。外気が高温多湿なら全熱交換器や外気処理機を用意。
• 扉の開閉が多い用途(店舗/飲食)は浸入外気が支配的。風除室やエアカーテンで侵入潜熱を削る。

 

5|時間軸で見る⌛️
• ピーク同時性:西面窓と会議室のピークが重なると冷房容量は跳ねる。用途別ピークのズレを作る設計(ゾーニング)が省エネに効く。
• 熱容量:RC造は遅れが大きく、日中ピークを夜間にずらせる。ナイトパージと相性◎。

 

6|概算の“速い式”⚡️
• 外皮顕熱:Σ(U×A)×ΔT
• 日射:A×η×日射強度×遮蔽係数
• 内部:人×(顕熱+潜熱)+照明×W+機器×W
• 換気顕熱:1.2×V×ΔT(V[m³/s])/換気潜熱:0.68×V×ΔX(ΔX[g/kg]) > まずは概算で“効いている要素”を見つけ、詳細計算へ進むのが時短のコツ。⏱️

 

7|落とし穴と是正🕳️→🛠️
• 窓面積を侮る:設計終盤で機器容量が増え、ダクト/配管も太り天井が納まらない。→初期に遮蔽とガラス仕様を確定。
• 人員想定が甘い:オフィスのフリーアドレスで密度が日によって倍。→CO₂制御/VAVで変動対応。
• 換気“増し過ぎ”:感染症対策で常時最大外気→冬の乾燥/ドラフト。→時間帯/CO₂連動+二次加熱。

 

8|チェックリスト✅
☐ 方位・ガラス仕様・遮蔽の組み合わせを検討した
☐ 人・照明・機器のスケジュールを載せた
☐ 換気量はCO₂/用途要件の両面で根拠を持つ
☐ ピーク同時性と遅れを図で説明できる

 

9|まとめ🌈
負荷計算は“どこに効いているか”を見抜く作業。窓・人・換気・時間の4点を押さえれば、過大容量を避けつつ快適を守る道筋が見えます。次回は方式選定(個別/セントラル/VRF/チラー)へ。🧩

 

 

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第20回空調設備雑学講座

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空調は空気の温度と湿度を移動させる仕事。空気線図(サイコロメトリックチャート)は、その移動を“絵”で表します。線図が読めれば、除湿に再熱が要る理由や夏の外気処理の難しさが直感で分かるようになります。ここでは軸と線→状態点→プロセスの順に習得し、最後に設計あるあるをケースで解説します。✍️

 

1|空気線図の“地形”を覚える
• 横軸:乾球温度、縦軸:絶対湿度(g/kgDA)。
• 曲線:相対湿度線、斜線:エンタルピ線、右上へ凸:露点温度線、左上へ緩やか:比容積線。

 

• 飽和曲線(上端)は露点・湿球・エンタルピが交差する“海岸線”。

 

2|3つの基本プロセス
• 顕熱変化:湿度一定で温度だけ上下(線は水平)。暖房/冷却コイルの“表面温度が露点より高い”とき。
• 潜熱変化:温度ほぼ一定で湿度が上下(線は垂直)。加湿・除湿。
• 混合:2点を結ぶ直線上の比に応じ、中点に移動(外気と還気のミックス)。

 

3|コイル冷却で何が起きている?
• 冷却+除湿は、線図では右上→左下へ斜め。コイル表面温度が露点以下だと結露し、潜熱も処理。
• バイパスファクタ(BF):空気の一部がコイルを素通りする度合い。BFが小さいほど深く冷える/乾く。設計では表面温度・風量・コイル列数で調整。
• 再熱:深冷却で湿度を下げた空気を温度だけ上げ直す操作(左→右へ水平)。夏の過除湿対策に必須。

 

4|外気処理の難しさ
• 外気は温度も湿度も高い(夏)or温度低く乾燥(冬)。顕熱と潜熱の両面を同時にさばく必要があり、全熱交換器(回転/静止)や除湿ロータの選定が効く。
• 顕熱比(SHR):顕熱/(顕熱+潜熱)。人が多い部屋はSHRが小さく、除湿寄りの機器が必要。

 

5|プロセスの描き方✏️
1) 設計外気点・室内設計点を決め、線図にプロット。
2) 混合比(外気率)で還気点と直線混合。
3) コイル出口(露点/表面温度・BF)を仮置きし、再熱の要否を判断。
4) 送風温度から必要風量を試算(Q=1.2×V×ΔT〈概算〉)。
6|ケース:会議室がムワッとする理由
• 人の潜熱(呼気/発汗)が急増。SHR低下→温度は下がるのにRHが60–70%へ。
• 対策:外気処理機で深冷却→再熱、もしくは再熱コイルで湿度側を優先。席数に応じて外気量/CO₂制御を導入。

 

7|「線図が読める」運用⚙️
• 吹出温度を変えると風量がどう変わるか、RHがどこへ動くかを線図で“予見”。
• 結露・カビの予兆(表面温度が露点を下回る)を外皮/ダクトで点検。

 

8|チェックリスト✅
☐ 室内点と外気点を線図に同時表示したか
☐ 混合点とコイル出口を根拠ある数値で置いたか
☐ 再熱の必要性をSHRで説明できるか

 

9|まとめ
空気線図は“空気を設計する紙”。顕熱/潜熱/混合の三角形を使いこなせば、除湿・再熱・外気処理の勘所が一気に見えてきます。次回は負荷計算。線図に載せる“量”を、建物から正しく読み取ります。

 

 

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第19回空調設備雑学講座

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「涼しい」「寒い」「ムワッとする」——感覚の言葉を設計と運用の言語に翻訳するのが空調の出発点です。最初に押さえるべきは、快適の定義とその測り方。ここではPMV/PPD、作用温度(OT)、気流、湿度、放射、着衣量、代謝量をつなげて、設計→施工→運用の共通言語をつくります。📚

 

1|“快適”を定義する7つの変数🧩
• 気温(Ta):温度計で測る“空気の温度”。
• 放射温度(Tr):壁・窓・天井など周囲表面の平均放射温度。
• 作用温度(OT):TaとTrの加重平均。ドラフト(気流)が小さいとOT≒体感温度。
• 相対湿度(RH):汗の蒸発効率とカビ/ウイルスの生存に影響。
• 気流速度(Va):0.1〜0.3m/sの微風は夏の快適に寄与。過大だとドラフト不快。
• 着衣量(Clo):夏0.5、冬1.0が目安。制服/ドレスコードで変わる。
• 代謝量(Met):座位1.0、軽作業1.2〜1.6。オフィスと厨房では“正解温度”が違う理由。💼🍳

 

2|PMV/PPDで合意形成📈
• PMV(Predicted Mean Vote)は−3(寒い)〜+3(暑い)の平均予測。−0.5〜+0.5に納めるのが一般的。
• PPD(Predicted Percentage of Dissatisfied)は不満率。PMV=0でもPPD=5%は残る——“100%の満足はない”ことを前提に、設計目標を現実的に置くのがプロ。🙆
• 使い方:設計段階でClo/Metの想定を明記→施工後に実測(Ta/Tr/RH/Va)→PMVを逆算し、差異があれば運用で調整(風量/吹出温度/スケジュール)。

 

3|夏と冬の“正解”は違う🌞❄️
• 夏:やや低めのOT+気流0.2〜0.3m/sで蒸発冷却を後押し。湿度50–60%目安。
• 冬:放射の偏り(窓際の冷放射)を減らすのが鍵。足元温度とドラフト抑制が快適のコア。湿度40–50%で喉/静電気対策。

 

4|気流と吹出の“失敗あるある”🌀
• 顔に直撃:吹出口の投射距離とコアンダ効果無視で発生。→天井面沿いに流して拡散。
• 足元が寒い:冬の過大な換気量や過低温度吹出が原因。二次加熱やVAV制御で改善。
• 会議室のムワッ:人が増えると潜熱負荷(湿気)が急上昇。除湿能力の確保や再熱設計が効く。💧

 

5|“感じ”を数値にする測定🧪
• 黒球温度計で放射を含む温熱環境を把握。
• アネモメータで微風速を測定、0.1m/sの差が快適を分けることも。
• データの見せ方:ダッシュボードでPMV/PPD/OT/RH/Vaを可視化。体感アンケートと並べると運用改善の議論が進む。

 

6|“快適=省エネ”にする運用⚡️
• 人に合わせる:在室/予約/CO₂連動で必要な時だけ空調。
• 場所に合わせる:ゾーニング×VAVで使っている場所に風と冷温を集中。
• 時間に合わせる:予冷/予熱とナイトパージの合わせ技。

 

7|チェックリスト✅
☐ 用途別にClo/Metを定義したか
☐ 設計条件のOT/PMVを明記したか
☐ 吹出方向/投射距離/ドラフトの検討図があるか
☐ 実測用のセンサー位置と校正計画を持っているか

 

8|まとめ🌈
“快適”は感覚ではなく設計変数。PMV/PPD/OTを共通言語にし、気流・湿度・放射を丁寧に扱えば、満足度↑×エネルギー↓が両立します。次回はサイコロメトリ(空気線図)で、空気を“描いて動かす”基礎を押さえます。📝

 

 

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第18回空調設備雑学講座

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さて今回は

~省エネ&快適性を底上げ~

“入れて終わり”では、空調の価値は半分。運用・保守・データまで回すと、光熱費は落ちてクレームも沈みます。ここでは今日からできる改善を優先度順に整理しました。


1|まずは“見える化”だけで3割進む

  • 室温/湿度/CO₂/電力/運転モードを1画面に集約

  • 週間グラフで在室ピークとズレを発見(“空き時間の全力運転”を撲滅)

  • アラート:フィルタ差圧↑、ドレン満水、CO₂上振れ


2|換気の賢い運用

  • CO₂連動需要制御換気(DCV):過剰換気↘で省エネ

  • 熱交換換気冷暖房ピーク時に優先投入(外気負荷を抑える)

  • 夜間/早朝:外気が有利ならナイトパージで蓄熱を抜く(夏)


3|温湿度の“心地よさ”を設計する ️

  • :冷房温度を上げても除湿が効けば快適(再熱・送風切替を活用)

  • :過乾燥は不快&静電気→加湿または外気混合率を見直し

  • ドラフト感は最大の敵:風速を抑え、吹出角度を調整


4|スケジュール & ゾーニング ️

  • 営業/執務/倉庫/会議室で独立スケジュール

  • プリクール/プリヒート:開店30分前から“やさしく立ち上げ”

  • 会議室は予約連動で自動オン/オフ(無駄ゼロ)


5|フィルタと熱交換器のメンテ

  • 前置き粗塵→中性能の二段で寿命を延ばす

  • 月次:フィルタ清掃/交換、コイル表面の洗浄&翅曲がり補正

  • 年次:室外機熱交の洗浄、ファン/ベルト/ドレン/断熱補修


6|“簡易診断”で異常の早期発見

  • **ΔT(吸込-吹出)**が基準から外れたら:風量過小/冷媒量/コイル汚れを疑う

  • 消費電力の上振れ:フィルタ詰まり/凝縮器汚れ/外気過多

  • 霜付き:風量不足/サーモ不良/外気条件のミスマッチ


7|厨房/医療/ジム…用途別ミニTips ️

  • 厨房:排気>給気のバランスで負圧過多になりがち→給気増で“扉が重い”を解消

  • 医療/ラボ:ゾーニング換気(清潔→準清潔→汚染)を一方通行

  • ジム/スタジオ:CO₂と湿度に応じて外気と風量を増量、床付近ドラフト注意


8|制御のアップデート

  • 在室/CO₂/外気三位一体制御(温度だけ見ない)

  • 最小風量の底上げ→露点管理が安定(カビ臭/結露を抑制)

  • 段調圧制御でファン電力を削減(風量³に比例して効く)


9|年次計画(OPEXを守る)

  • 季節前整備:夏/冬の切替で点検項目を分ける

  • 予防保全:消耗部品(ファンベルト/PSU/センサー)は時間or状態で交換

  • 法定点検:記録はクラウド台帳で写真添付。監査対応が秒で終わる


10|よくある誤解をリセット ‍♀️→‍♀️

  • “設定温度を下げれば早く冷える” → 立上げ速度は能力×風量。極端な低設定はオーバーシュートの原因

  • “換気を増やせば安心” → 過剰換気は電力↑&湿度不安定CO₂連動が最適解

  • “止めれば省エネ”入り切り頻発はかえって損。間欠/減風/温度ドリフトで柔らかく運転


11|KPI(月次レビュー)

  • kWh/㎡、ピーク電力、CO₂95パーセンタイル

  • ΔT・ファン周波数・外気比率の“散らばり”

  • フィルタ差圧と交換周期、ドレン詰まり件数

  • クレーム件数(暑い/寒い/風/臭い)

 

 

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第17回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社日昭設備工業、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~失敗しない空調新設・更新~

空調は快適性×省エネ×静音×メンテ性の総合設計。ここが揃うと、クレームも光熱費も下がります。この記事では、明日から現場で使える実務の順番チェックリストをまとめました。


1|ヒアリング & 負荷の見立て

  • 用途/在室人数/発熱機器/営業時間を聴取

  • 外皮(方位・窓面積・日射)と換気量の目安を設定

  • 既設更新は既存能力=正解ではない夏/冬のボトルネックを言語化

  • 余裕見込みは**+10〜20%**に留め、過大選定を回避(オーバーシュート→不快/消費増)


2|機器選定の軸

  • 方式

    • VRF/マルチ(ゾーン多・躯体分散に強い)

    • パッケージ(コスパ・施工性◎)

    • AHU+FCU(外気処理や大空間に)

    • GHP/EHP(電力契約・停電リスク・排熱活用で選ぶ)

  • 外気処理:ロスナイ/熱交換換気や外調機で露点設計を意識(湿度コントロールが快適の要)

  • 騒音:室外機の設置方位・反射、室内機は吹出し/吸込みの干渉に注意

  • 保守:フィルタ前面抜き可、ドレン点検口、脚立1本で届くかを基準に


3|ダクト & 配管の勘どころ

  • ダクト:摩擦損失の目安を決め、無理な絞り/急曲を避ける(静圧↑=騒音↑)

  • 吹出/吸込:短絡防止。大空間は循環ファン併用で温度ムラ緩和

  • 冷媒配管:長さ・高低差は機器仕様内に。分岐はメーカー指定部材

  • 断熱:結露要因をゼロ化(継手・支持金具周りの断熱欠損に要注意)

  • ドレン:勾配/通気/点検口。ルーフ越えはドレンアップの可否と保守性を確認


4|電気・制御の設計

  • 系統図に専用回路/容量/遮断器を明記

  • BAS/集中リモコン連携:スケジュール/在室/CO₂で自動運転

  • 室温センサー位置=快適性。直射/吹出直下/機器背面は避ける

  • 非常/停電復帰の動作(自動復帰/手動)を引渡し時に説明


5|施工のポイント(品質が決まる所)

  • 冷媒配管ろう付けは窒素パージ/フレアは規定トルク

  • 真空引きは十分に(含水は機器寿命を縮める)→気密確認を記録

  • 試運転:外気条件をメモし、吸込/吹出温度、圧力、電流、過熱度/過冷却を台帳化

  • ドレン試験:バケツテスト&ストレーナ清掃

  • 騒音/気流:吹出角度・風量バランスを最終調整(ドラフト感を消す)


6|書類 & 引渡し

  • As-built図(ダクト/配管/電気)

  • 機器表(型式・能力・冷媒量・電源)

  • 運転・フィルタ清掃・季節切替の簡易マニュアル

  • 保守契約(年2〜4回)と点検チェックリストの雛形


7|よくある不具合 → 速攻対処 ‍♂️→‍♂️

  • 冷え/暖まりが弱い:フィルタ目詰まり/風量不足→清掃&風量再設定

  • 結露水漏れ:断熱欠損/ドレン勾配不足→部分断熱+勾配修正

  • 騒音:風量過大/ダクト急絞り→風量バランス&ダクト改修

  • 臭い戻り:外気短絡/逆流→吸排気位置見直し&戻り防止対策


8|現場チェックリスト ✅

  • 冷媒配管長/高低差=仕様内

  • 窒素パージ・真空引き・気密記録

  • ドレン勾配/点検口/試験OK

  • 断熱の切れ目ゼロ(金物周り)

  • センサー位置/風量バランス良好

  • 試運転データ保存・引渡し説明完了

 

 

 

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